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塾長の思い

冬を迎えて思うこと

12月も半ばを迎え、巷はクリスマス一色となっています。
この時期、多くの学校では2学期末となり、冬休みを前に少しそわそわした雰囲気も出始めつつ、受験生にとっては来る入学試験本番に向けて、大切な時間を過ごす日々かと思います。
そもそも、なぜ日本の学校は、4月に始まり3月に終わるのでしょうか?そんな疑問が湧いたので、少しネットで調べてみました。
世界的には、欧米を中心に、学年の始まりは9月に設定している国が多くあるようです。ある調査によれば、9月始まりを採用している国は116か国にものぼるとのこと。こうなると日本の4月始まりというのは、世界的に見ても非常に稀なケースであることがお分かりいただけるかと思います。
日本の学校が4月始まりである理由は、日本の国家会計年度が4月~3月を1年度として採用していることによるということが最も適切な理由かと思います。多くの民間企業も、これに倣って3月決算の場合が多く、社会制度的にも日本全体で標準化しやすい、国の仕組みとして成り立っているということが言えると思います。
この”制度論”が根拠としては最も大きな理由、ということは間違いのないことかと思いますが、私はそうした制度以外にも4月始まり、3月終わりの学年暦が、日本の風土や日本で過ごす人達に適合している要因があるのでは?と考えてみました。
それは、何事もきちんと対応する日本の文化、例えば入学式、卒業式をしっかりと行い、物事の節目を大切にする日本の伝統的な慣習が、気候や風土と相俟って、自然と定着したのではないか?と言うことです。
4月、桜の開花と共に希望に満ちた学校生活がスタート。活動量が増える夏から秋にかけて、スポーツや文化活動などの成果を試す機会が訪れ、それらが一段落した後、夜が長く、寒さ厳しくなる頃に次のステップに進む準備(受験生は入学試験、その他の学年でも次年度に向けたステップアップの準備期間)を進める、というサイクルが、この国には合っているのではないか、と思うのです。
”冬来たりなば春遠からじ” これから一層寒さが厳しくなる時期ですが、この時期にしっかりと準備してこそ、希望の春を迎えることにつながると感じます。
冬の入口で、そんなことを考えました。