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塾長の思い

鬱陶しい季節がやってきました

今年も”梅雨”がやってきました。ユーラシア大陸の東端の隣に位置する我が国は、地勢的に大陸や南太平洋からの湿った空気の影響を受けやすく、明確に雨季=梅雨が存在します。アジアを大きく分けて、大陸の南東側(日本を含む)はモンスーンアジア、内陸側は乾燥アジアと区分されており、モンスーン(季節風)の影響を受けて雨が多く降る地域に、私たちの日本は位置しているのです。一年の中で、最も鬱陶しい梅雨ではありますが、日本人の生活・文化には欠かせないものでもあります。そう、私たちの主食である”米作り”に、この時期に降る一定量の雨が必要不可欠なのです。水田による米作りは、古来より日本の生活・文化の根幹を成す産業として根付いてきました。水田は、稲を豊かに実らせるだけでなく、そこに降った雨が貯まった水分は地下にゆっくりと浸透し、その水が他の地点で地下水として湧出して、河川や湖沼に水を供給することで豊かな水資源の源泉となっています。また、同様の原理で地下水の量を一定に保ち、洪水や地滑りなどの自然災害を未然に防ぐ役割も果たすなど、言わば天然のダムとして、機能しているのです。気候的には鬱陶しい雨降りが続き、湿度も高くなって不快感が増す時季ではありますが、視点を変えてみると、この季節がいかに重要な、”恵みの雨”をもたらす時季であるかということがわかりますね。学習面においても、辛くしんどい時こそ、全体のバランスを保ち、やがて訪れる実りの時季への必要不可欠な時間である、ということを、この事例が示唆してくれているのかも知れません。世の中の多くのことは、ちょっと視点を変えてみると、その本質が見えてくることがあります。そんなことを感じながら、降りしきる雨音を聴いてみるのもまた一興です。