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春の息吹の中、挑む勝負の時
弥生に入り、日差しに春の気配が色濃く混じるようになりました。
私は折に触れて、その時の心象風景を俳句にして書き留めることを趣味としています。素人の拙い発句ではありますが、日々の忙しさの中で心を整え、自然の移ろいから本質を学ぶ大切な時間となっています。
「ででぽぽと ツィツィせめぐ 春の朝」
窓辺から聞こえる鳥たちの賑やかな声に、確かな命の鼓動を感じます。
「眼に鼻に 憂き日和来ん 弥生入り」
春の到来は時に花粉や寒暖差という小さな試練も運びますが、それらを含めて、季節が大きく動こうとしている証です。
3月12日は兵庫県公立高校の入試日です。 受験生にとっては、これまでの努力のすべてをぶつける正念場です。誰しもが経験する不安や孤独という「冬」を耐え抜き、論理を積み重ね、自らの力で知識を血肉化してきた皆さんであれば、必ずやその先に希望の春を掴み取れると確信しています。
私は日頃、塾の現場で「本質」と「正攻法」を大切にしています。 社会において、小手先のテクニックや実体のない流行は一過性のものに過ぎません。重厚な産業が国の礎であるように、学習においても、原理原則を探求する地道な反復こそが、最も確実で正当な道なのです。
皆さんは今、まさにその「正攻法」を体現している最中です。 試験会場では、見たことのない問題に遭遇するかもしれません。しかし、これまで泥臭く積み上げてきた確かな基礎学力があれば、恐れることはありません。自分の頭で考え、自分の言葉で答案を作り上げる。その姿勢こそが、合格という未来を切り拓く力になります。
「孔雀草 綿毛となれり 春兆す」
春は、すぐそこまで来ています。 受験生の皆さん、どうか最後まで自分を信じ抜いてください。焦らず、驕らず、これまで通りの戦いができることを願っています。
皆さんの努力が、満開の花となって結実する春は、もう、すぐそこまで来ています。体調に気を付けて、最後の挑戦、一気に駆け抜けましょう。